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【クラファン告知対談企画第2弾ライブ配信レポート】診療看護師奨学金プロジェクトは何故必要か

【クラファン告知対談企画第2弾ライブ配信レポート】診療看護師奨学金プロジェクトは何故必要か

クラウドファンディング特別企画として、ライブ配信第2回目を行いました。

この度、一般財団法人診療看護師等医療従事者育成支援協会のYouTubeライブ配信を開催いたしました。

今回の対談企画では、NupMepの代表理事である青山氏と、慶應義塾大学の添田評議員が登壇し、日本の医療現場における診療看護師(ナースプラクティショナー/NP)制度の現状と課題について議論しました。

登壇者の自己紹介とNP制度の必要性

青山氏は、自身の娘が拡張型心筋症を患い、海外で心臓移植を受けた経験を通じて日本の医療の課題を実感したことを語りました。

その経験をもとに、現在はNP育成支援に取り組んでいます。

添田氏は、アメリカでの看護経験を経て、日本の医療現場におけるNP制度の必要性を強く感じるようになったと述べました。

特に、日本では看護師の専門性が十分に活かされておらず、医師の業務負担が過剰になっていることを指摘。

NP制度を導入することで、患者への対応スピードを向上させ、より質の高い医療を提供できると強調しました。

診療看護師の役割とNP制度の現状

添田氏は、日本の医療現場における看護師の役割の拡大について解説しました。

現在、医療現場では看護師の業務範囲が拡大しているものの、NPのように高度な医療判断を行うための制度が整っていないと指摘しました。

海外ではNPが診察や処方を行うケースもあり、日本でも制度整備が急務であると述べました。

一方、青山氏は、医師の働き方改革に伴い、医師の業務を補完する役割としてNPの必要性が高まっていると説明しました。

しかし、日本ではNPの資格制度や雇用環境が十分に整っておらず、NPを目指す人が少ないことが課題であると指摘しました。

海外と日本の医療の違い

青山氏は、自身の娘がアメリカで心臓移植を受けた経験を踏まえ、日本の医療システムの課題について語りました。

アメリカではNPが処方や診療の一部を担い、医師が手術や高度な診断に集中できる仕組みが確立されています。

それに対し、日本では医師がすべての業務を抱え込み、過重労働が慢性化しているため、医療の効率化が急務であると強調しました。

奨学金プロジェクトの意義

対談では、NPの専門性向上と医療現場での即戦力化の重要性が議論されました。特に、NPを目指す看護師が経済的な理由で夢を諦めることがないよう、返済不要の奨学金の提供が不可欠であることが強調されました。

青山氏:「NPになりたい人たちが、金銭的な理由で道を諦めることがないようにすることが大切です。日本の医療を支えるためにも、奨学金制度を通じた支援が必要です。」

添田氏:「資格制度、教育制度、雇用の3つの側面から、NPの制度を整備することが重要です。その第一歩として、この奨学金プロジェクトが多くの人にとっての支えになればと思います。」

未来への一歩:クラウドファンディングへのご協力を

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NupMepは、最初のプロジェクトとして診療看護師資格取得を目指す学生に向けた返済不要の奨学金事業開始を目指しています。
クラウドファンディングにより皆さまからいただいたご寄付により、診療看護師を目指す学生がよりよい学びを得られる環境を作りたいと思っています。
是非、ご支援のほどお願いいたします。

<目標金額> 600万円
<期間> 2024年12月11日(水) 9:00 〜 2025年2月11日(火)23:59
<資金使途>
・診療看護師を目指す看護師への奨学金
・診療看護師のコミュニティ運営
・事務局運営